「スタッフが安心して言いたいことを率直に言える風土をつくることが難しい」
当時、私は新人研修を担当していたのですが、研修が終わった直後はやる気で意欲的なスタッフも、数ヶ月後に辞めてしまうことが続いていました。
特に現場で本音を言えないという20代の若者が多く、上司に意見を言えないことが理由で人間関係がうまくいかず離職する人が目立ちました。
また、お客様に怒られるのが怖いからと失敗を隠すなど、コミュニケーション不足が原因で後々に大きなクレームに発展することも多々ありました。
新人スタッフとよくコミュニケーションをとるようにしていました。
上司やお客様との関係性の悩みをよく聞いていましたが、悩んでいるスタッフの立場もよく理解できました。しかし、上司やお客様の立場や言い分もあり、解決の糸口が見つからないことも多々ありました。
1:1で話を聞いて、悩みや課題を共有してもらっても、それを組織全体に反映することが難しく、私自身も力不足で、社内の風土を変えることに限界を感じていました。
結局は新人スタッフが納得できないまま諦め、我慢をして、合わせることが多く、若い世代の能力を思う存分生かせる機会をつくることができませんでした。
また、新人が入ってもすぐ辞めることが続き、先輩にあたるスタッフも新人とどのように接したら良いか困惑していました。
新人が育たないことで、既存スタッフも会社の経営の維持に精一杯で、新しいチャレンジもなくなり、社内の雰囲気もどんどん重くなっていました。
企業コンサルでは、新人教育にも重きを置いていただき、研修によって新人スタッフが自身の考えや感情のマネジメントができるようになり、そこから会社の顧客や経営に対してのマネジメントの視点が育つようになりました。
日常で本人の心情や事情の説明ができ、また事件やトラブルなど課題が生じたときにも、状況の説明や背景の共有ができるようになり、イメージや抽象度の高いことも言葉にして共有できる能力が開発されました。そのことによって問題発見や問題解決が円滑になりました。
そのうち、新人スタッフも物おじせず、自らのアイデアを提案したり、時には社内イベントとして企画立案し、先輩スタッフと協力して実施するなど、具体的な動きも見られてきました。
私自身も、いつ新人が辞めるか分からず、不安な気持ちで新人教育をしていましたが、研修の効果で主体性、自立性を持つ人材教育が可能になり、安心して新たな教育事業にも取り組めるようになりました。
コンサル後は社内雰囲気も良くなり、先輩や後輩、どんな立場でも誰でも気兼ねなく言いたいことを言う企業の風土が根付いてきました。
Noh先生のご指導のもとで、どんな現在地のスタッフでも大きな変化を成し得る瞬間を何度も観させていただき、現場の些細な声も大切にし、粘り強く一人ひとりと向き合うNoh先生の姿勢態度を学ぶ貴重な経験となりました。
そして、個人と組織の問題の原因を明確にし、対処法を出されるNoh先生の視点のシャープさと的確さには驚きと感動の連続でした。
コンサル後は、新しいスタッフの意見やアイデアを活かしたり、より具体的な形で共有できるようになり、社内に刺激や活気が生み出しやすくなりました。
そのようなスタッフ間の関係性や雰囲気の変化により、お客様との関係においても安定と剰余も生まれる土壌ができました。
nTechが企業に入ることにより、ビジネス現場で著しく、安定的に持続的に人が変化成長していく様子を体験してきました。
nTechが日本の企業に入ることで、日本の経済の活性化の突破口になる大きな可能性を感じています。