第18回アモール・ファティ祭を開催いたしました。多くの方にご参加いただき、ありがとうございます。
今回は「アドラー心理学の弱点を射抜く日本文明のアモール・ファティ」をテーマにお送りしました。
アドラー心理学の「嫌われる勇気」は、全世界で1000万部も読まれています。
トラウマの存在を否定したうえで「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言。「嫌われる勇気」を持てば、他人の言動に左右されることなく、自分の人生を自分らしく歩むことができ、自分の課題と相手の課題を分離することで、他者からの影響を受けなくするとしています。
しかし、果たしてこれで共同体感覚を持つことは出来るのでしょうか。
自分は何者なのか?人間とは何者なのか?がわからず、第一原因を規定することができていないアドラー心理学では、共通土台をつくる方法もありません。
自分と他者の課題を分離することで、共感も生まれず、慈悲の涙もなく、そこには愛も生まれないのです。
日本は、もともと共同体を愛し大事にしてきた文化文明なので、逆に「嫌われる勇気」は共同体破壊に向かわせてしまいます。
他人をおもんばかっていた日本人は、これからアドラー心理学の弱点を補いながら、自分の尊厳も他人の尊厳も大切にしながら、Win-Win ALL-Winの生き方に向かっていきます。
次回は7月21日(日)20時から開催予定です。
テーマは「死の価値のアモール・ファティ」です。
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