令和哲学カフェ特別企画
ブックダービー“知のB1”を開催しました。
今回から、「Beyond Crisis Series」と題して、2050年人類滅亡の危機の背景にある5つの危機に関連する本を紹介してもらい、深めていくシリーズをスタートしました。
5つの危機とは、以下のとおりです。
1、気候変動をはじめとする環境破壊の危機
2、SDGsを掲げるも進展がみえない持続不可能な危機
3、AI活用による尊厳破壊の危機
4、貧富格差による共同体破壊の危機
5、人間関係が築けないことによる少子高齢化の危機
新シリーズ初回も素晴らしい本ばかりでしたが、ゲーム感覚で順位を決めました。
第1位に選んだのは、大村祐子さんが紹介された
『言語の力「思考・価値観・感情」なぜ新しい言語を持つと世界が変わるのか?』
ビオリカ・マリアン 著、
今井むつみ 監修・解説、桜田直美 翻訳
です。
この本は、心理言語学者である著者が、モノリンガルとマルチリンガルの比較を通して言語の可能性を伝えているものです。
聖書に「初めに言があった」とあるように、今の時代は言語が重要です。
私たちもデジタル言語を発明していますが、考えが走る道をつくるのが言語のパワーなので、ぜひ『言語の力』を読んでほしいと思い、1位に決めました。
第2位~第5位は以下のとおりです。
第2位
井上紗莉さん
『いま世界の哲学者が考えていること』
岡本 裕一朗 著
第3位
善家圭さん
『ヒトは生成AIとセックスできるか:人工知能とロボットの性愛未来学』
ケイト・デヴリン 著、池田 尽 翻訳
第4位
岸本真吾さん
『人類の歴史とAIの未来 』
バイロン・リース 著、古谷美央 翻訳
第5位
緒方淳さん
『AI失業 生成AIは私たちの仕事をどう奪うのか?』
井上智洋 著
どの本も素晴らしいものなので、ぜひ読んでみましょう。
次回の開催は2月10日(土)21時~22時半です。
皆さまのご参加をお待ちしております。
第40回のアーカイブ視聴はこちらから
https://www.youtube.com/watch?v=-8MK2mYlNh0