令和哲学カフェ特別企画
ブックダービー“知のB1”を開催いたしました。
2050年人類滅亡の危機の背景にある以下の5つの危機に関連する本を紹介してもらい、深めていく「Beyond Crisis」シリーズ第3戦。
1、気候変動をはじめとする環境破壊の危機
2、SDGsを掲げるも進展がみえない持続不可能な危機
3、AI活用による尊厳破壊の危機
4、貧富格差による共同体破壊の危機
5、人間関係が築けないことによる少子高齢化の危機
今回もいろいろな角度から様々な知恵を聴くことができ、素晴らしい本ばかりで迷いましたが、ゲーム感覚で順位を決めさせていただきました。
第1位に選んだのは、大川 真さんが紹介された
『イエスの生涯』遠藤 周作 著です。
この本は、英雄でもなく、美しくもなく、人々の誤解と嘲りのなかで死んでいったイエスの生涯を、聖書をもとに忠実に描いた小説です。
イエスは神の愛をただ証明しようとしただけですが、人々から勝手に期待され、裏切られ、恨まれていきます。その孤独の中でどのように在るのか。
私たちが行う勝負のことが書いてある本だと思い、心の奥底から読んで欲しくこの本を1位に選びました。
第2位~第5位は以下のとおりです。
第2位
小水 嘉さん
『新し戦前 この国の"いま"を読み解く』
内田 樹、白井 聡 著
第3位
亀井 薫さん
『人間はどこまで家畜か: 現代人の精神構造』
熊代 亨 著
第4位
塩田 みかりさん
『古びた未来をどう壊す?世界を書き換える「ストーリー」のつくり方とつかい方』
宮本 直人 著
第5位
森本 柾人さん
『孫子』
金谷 治 訳注
今回も素晴らしい本の数々でした。
ぜひ、手にとって読んでみて下さい!
次回の開催は4月6日(土)21時~22時半です。
皆さまのご参加をお待ちしております。
第42回のアーカイブ視聴はこちらから
https://www.youtube.com/watch?v=FtvKTJy-cs4