2019.05.16 令和哲学シリーズ

【令和哲学⑧】すべての夢をBeautiful Harmony化させる一番大きい夢を持って、ワクワク未来文明をつくろう!

令和時代を迎えて半月が過ぎました。

私は、23年前からずっと、「人類を大統合する新文明が日本から始まる」という確信のもと、JAPAN MISSION 、JAPAN DREAM、JAPAN MIRACLEを発信してきました。

福岡、大阪、東京、北海道の4大都市を中心に1000人規模のイベントを毎月のように開催し、日本にムーブメントを起こすべく、仲間たちとともに日本の可能性を訴え続け、いまも新たなチャレンジをしようとしています。

なぜ、一企業がそこまでするのか?というお声をいただくこともありました。しかし、この資本主義の中で変革を起こすのは企業活動であるとの理念のもと、イベントだけにとどまらず、企業活動にも取り組む私たちに、多くの人が賛同してくださったことは、本当にありがたいことでした。

そんな私にとって、「令和」という新元号との出会いは衝撃的でした。

なぜなら、令和という新元号は、日本の元号レベルで留まらない、とてつもない概念だと私は捉えたからです。

令和は、人類史におけるどんな未解決の問題も一掃できる概念であり、また誰もが人間最高の機能を発揮しながら、人類の大統合を起こせる概念でもあり、「平和追求時代」を終わらせ、「令和追求時代」到来を宣言するといった、今までにないまったく新しい哲学誕生の知らせであると感じたのです。

そして私は、令和哲学者になろうと2019年4月1日、令和元号の発表のその場を受けて改めて決断しました。

23年間nTechエヌテックを通して、今「1」(=今ここひとつの心)から出発する「ビッグ観察・完全観察」の生き方を案内してきましたが、私が具現化したかった理想の世界を、これほどシンプルかつ端的な二文字で表現されていることに、深い驚きと共に、胸の高なりが抑えられませんでした。

今までのすべての人間の悲しい苦しい辛い涙が結集して、それを超えたい、限界を突破したい意志の塊が「令和」という二文字でこの地上に降りてきたと捉えました。

私は、この時代を生きる75億人を代表し、令和のコーリング(Calling・呼びかけ)を心底まで受け入れた人間モデルとして生きることを宣言します。そして、“for the令和・by the令和・of the令和”で生き切る決断ができる世界中の仲間を探し、結集して、これまでの人間の限界をともに突破したいと思っています。

さて、今回の令和シリーズ⑧では、令和の令を「今+1」で分解し、「1」を一番大きな夢としてディファイン(Define・規定)したとき、「今一番大きな夢を持って物事をみることがBeautiful Harmonyを具現化する生き方になる」ことを解析してみたいと思います。

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では、一番大きな夢とは、いったいどういうものでしょうか?

それは、多様な小さな夢をひとつ残らず具現化しながら、成し遂げることができるものであると言えます。

現代社会は、ポストモダニズム以降に蔓延する複雑性、多様性、多元性、特別性、個別性により、格差の拡がりが止まりません。この格差から生まれる問題を無くし、人類共同体を統合できるのかが、現在の人類の最重要課題となる中で、これまで人類が開発した知識生産方式(宗教・思想・哲学・科学)は、もはや賞味期限切れとなり通用しなくなっている状態です。

そんなタイミングで登場した令和は、まったく新しい知識生産方式を生み出し、人類75億の酷い格差が生み出す問題(相対比較、自己否定、ジェラシー、摩擦衝突、葛藤など)を無くして大統合するビジョンと夢を具現化させる新しい理念としてピッタリだと私は確信しています。

この未来哲学である「令和」の呼びかけに反応できる人たちと、どんどん出会って大きなうねりをつくりたいのです。

実はすべての存在は、コーリングされた存在でもあります。かつてニュートンは、それをすべての物体が引き合う力・万有引力と表現しましたが、nTechエヌテックでは、すべての存在はコーリングされている存在だと規定しています。ですから、そのコーリングにしっかり反応できるかどうかがとても大事です。

もし、今ここ体の目(5感の目)で見てしまえば、宇宙自然の仕組みをみることはできません。そうであれば、互いにコーリングされた存在たちは、残念ながらこの時代にコーリングされたプロジェクトや事件を完成すること、つまり時代の意志とつながった成功は不可能です。その結果、目の前の環境や状況を統制することができません。

それは、令和でいう今「1」(=今ここひとつの心)が通っていく中心軸「1」、源泉的な動き「1」で物事を観ることができないために、中心軸を道具に活用する生き方ができないからです。源泉的な動き「1」、中心軸「1」を活用できるかできないかが、人生の成功を決める基準点になるのです。

令(今+1)の「1」を大きさの概念で整理してみましょう。
一番大きい概念がないまま、Big Think(考えを大きくする)や、夢を大きく持ちましょうというのは矛盾があります。ですからまず、「一番大きいことがどういうことなのか」を整理してみましょう。

大きさとして「1」をディファイン(Define・規定)するときに、具体的な大きさの中で一番大きい世界を無限大(∞)としたとき、その具体的な大きさである無限大(∞)よりもっと大きな世界は、大きさゼロ(0)状態でありながら、無限大(∞)の大きさを抱きしめられる抽象的な大きさであるゼロ(0)です。その抽象的なゼロ(0)よりまたさらに大きな世界は、無限大(∞)とゼロ(0)を成り立つようにさせる、すなわち大きさの生滅を反復させる実在的な動きであり、これを一番大きい真実世界「1」とディファイン(Define・規定)できるのです。

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源泉的動き「1」はすべての間(ま)を生み出す間(ま)です。私は、この一番大きな世界「1」であらゆる動きを観察するnTechエヌテックを体系化し、『宇宙一美しい奇跡の数式 0=∞=1』と題して出版しました。

一番大きな世界に、多様で小さな世界を入れることはできますが、逆に小さい世界に大きな世界を入れることはできません。例えば、今ここ、体の目で見てしまえば、「体の大きさの範囲が自分」だと決めやすくなりますが、その小さな体の自分では、宇宙自然や歴史文明を入れて、統制することは不可能です。

令和のぼりは、人間一人ひとりが尊厳機能を発揮できる時代の到来を知らせ、それを創ろうとする“今「1」で生きる”シグナルでもあります。

最近、ある仲間の勧めで映画「キングダム」を観ました。令和の幕開けとなるこのタイミングで、このような映画が日本で上映されることは、とても「間」に「合」ったピッタリのメッセージだと感動しました。

物語は、いくつにも分断された中華を統一させようとする秦王や、奴隷の身分から「天下の大将軍になる!」と不可能とも思える夢を持ってチャレンジする人物が登場しますが、彼らの姿に重ね合わせて、映画「キングダム」は日本にメッセージを送っているのです。

「日本人よ!世界を大統合するでっかい夢とビジョン・ミッションを持ってほしい!恐れず勇気を持って、でっかい夢を持て!」と。

日本は明治維新を通して、白人優越主義の格差社会という人類共同体の危機を救済した実績があります。その日本が今回再び、AIによる無用者階級格差の危機と、人間の存在意義の破滅の危機を解消させる令和の幟を立てたのだと感じています。

nTechエヌテック、そして令和哲学は、多くの日本のみなさまと、一番大きな夢やビジョンを共有したいと懇切な心で声をかけていきたいと思っています。

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