2012.03.03 コラム

日本再生のグランドビジョン

3.11は現代を生きる日本人にとって忘れられない日になりました。あの日から、早くも1年が経とうとしていますが、皆様の生き方・働き方には変化がありましたでしょうか。私は、2011年4月2日に日本再生のグランドビジョンを描いた「Grand Vision 2017」を発信し、それ以前もそれ以降も同様のメッセージをこの16年間一貫して伝え続けてきました。

日本から黄金時代が始まる―と。

その理由は、日本文化が悟りの産業化を実現する上で、世界で最も適した国だからです。天動説から地動説へとパラダイムシフトが起きた以上の大きな変化が起こるこの時代において、明治維新で自ら過去の習慣・文化をリセットし、戦後復興でも潔く過去を切って新しい文化を取り入れたこの国は、類まれなる柔軟性と融合力を兼ね備えた存在です。

新しい時代、新しい常識が齎される現代においては、この過去と断絶する能力が一番重要なのです。

「東洋の奇跡」と謳われたメイドインジャパンを可能にした日本人の繊細な心、和の心をグローバルスタンダード化させ、心の差を取る悟りを産業化させることで、日本から世界に教育産業を輸出してゆくことが、日本から世界経済を再建できる唯一の道なのです。

「Made in Japan」から「Heart of Japan」へ

東洋の悟りと西洋の最先端科学を融合させ、人間の意識だけでなく、宇宙自然や科学技術までもを次元上昇させることのできる認識技術「観術」が、新しい時代を切り開く最善の道具となるでしょう。

観術の悟りが、他の宗教的な悟りの世界と決定的に異なる点は、「人に伝達できること」です。

人間は言語を道具にコミュニケーションをとる存在ですが、意味を暗記して覚えた通りに使うだけの暗記言語では、真理の世界を伝える上で、疎通交流に限界があります。ヨガや瞑想などを通してフィーリングの悟りを得る方は増えてきていますが、その体感(主観的な世界)を現代科学でも証明可能なレベルで客観的な論理とイメージを用いて伝達することができる言語が「イメージ言語」なのです。

悟りは、信じる世界ではなく、100%理解できる世界です。

この体の自分が本物の自分ではない、宇宙はすべて繋がっており、人間一人ひとりが神以上の存在であることを証明し、日常生活の人間関係においても活用応用できてしまう観術の悟りは、今の時代、今の日本にとって、大きなブレイクスルーを可能にする新領域の技術なのです。

おかげさまで、昨年後半から毎月のように公開講座の参加者も右肩上がりを示しており、如何に現代人の多くが本質的な世界に興味関心を持ち、悟りの世界を日常で応用活用したい!と感じてらっしゃるのかを痛感させていただいています。

21世紀は心の時代です。

4次元的な思考方式に留まる方は時代遅れとなり、新しい認識を獲得した人々から、次の時代の胎動が始まるでしょう。宇宙の外から無限の力と愛を注ぎ、歴史の意志とひとつになって、この時代を変革しようと願う魂と出逢えることを今月も楽しみにしております。

Noh Jesu