編集部の西勝です。【人間代行者AIが80億登場する情報の大氾濫時代〜情報知識を整理整頓する羅針盤〜】をテーマに、3回に分けてお届けしております。
前回・前々回の記事では、情報の大氾濫時代を生き抜くために、情報知識の整理整頓の道具である、客観的観察の必要性と、今までの情報知識の整理整頓の道具である主観的独断の問題を引き合いに出しながら、客観的観察とは何なのか?という内容をお伝えしました。
今回は、この客観的観察について、誰もが客観的観察をできるようになるために「客観的観察を一般常識化するために、どのように再現・伝達していくのか?(How to)」について、詳しくお伝えしていきます。
3回に渡ったシリーズも、クライマックスです!氾濫する情報知識の、新しい整理整頓の仕方、客観的観察ができる道具を、あなたも手に入れる道が観えますよ。今回も、前回に引き続き、Nohさんとの対談形式で進めてまいりますね。
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そして、今は自然言語を日常会話で使っていますね。そして単語を暗記して、活用しているので、暗記言語とここでは称しています。歴史をたどれば、動物との戦いに生き残るために、人間は、暗記言語を使って、言語がない動物には出来ないような内容をお互いに共有し、団結し、動物との戦いに勝利して、動物に脅かされる事のない社会を創ることができました。
しかし、例えばリンゴという言葉1つとっても、皆イメージはバラバラです。それぞれの経験・観点が違うという意味で、主観的ですから、情報の整理整頓ができませんし、言語のイメージもズレてしまいます。このように、暗記言語にも、限界があるんです。
しかしこの限界は無視して、科学技術が発展します。その裏に、数学言語がありました。数式によって、宇宙自然を客観的に整理する言語です。この言語によって、地球から太陽系・銀河系の距離、そして自転や公転の軌道を1ミリの狂いもなく、整理整頓することができました。それにより、今ではロケットもでき、人間は地球の外へも出ることができました。
それだけでなく、原子や分子・素粒子など、ミクロの世界も客観的に整理するので、電話やPCなどの発明もできましたし、皆さんもその素晴らしい恩恵を享受していますよね。
しかし、前回の記事でお伝えした通り、客観と思われている数学言語も、人間の5感覚脳から情報を整理整頓しているので、人間の主観的独断の範囲です。
言語があるから、伝達・再現し、共有でき、そして包括している汎用性が広ければ広いほど、その言語の共有できる内容と範囲が広いと言えます。人間はこのように言語を使って、様々な伝達・再現・共有をし、文明を発展してきました。
そして、今までの全ての言語を包括し、表現・伝達・再現・共有可能な、イメージ言語を開発しました。イメージ言語とは、先ほどの不立文字の世界と対比してみれば、今までイメージ不可能・表現不可能とされてきた世界を、イメージ可能・表現可能にする言語です。
さて、例えば、人間が犬を見ているとします。犬の顔をみて、それを犬だと分かる観察行為の仕方は、人間5感覚で観察し、人間5感覚のデータを調べて、そこから暗記させ、次にまた犬を見た時などに、そのデータを使いますよね。このような観察行為は、Deep learningでも同様に行っています。観点を持ち、5感覚で観察行為を使い、データを分析して暗記させ、後で検索してデータを使うのは同じことなのです。そのため、5感覚のデータを蓄積する能力を人間以上に高められるAIは、暗記能力で人間を圧倒していきます。では、イメージ言語を活用した人間は何が違うと思いますか?
そして、この本物の客観というのはAIでは絶対到達できない繊細なこころの領域の開発・開拓が可能ですから、一回存在させたら消すことの出来ない5感覚を使う状態から、ゼロ感覚・再創造感覚を使うことにより、知っている世界から自由になり、心も複雑からシンプルになり、スッキリしますし、個人の人間力・人間関係力・意思決定能力等を飛躍的に向上させる事が出来ます。
より詳細に話すと、今までの人類は、人間5感覚脳の主観的独断で生まれた解析で全てと出会い、知っている世界から離れられずに、ずっと、争いをしてきました。たとえ科学技術で人体をバージョンアップできても、人間5感覚の観点の中に入っているから、一人一人が自分の尊厳を守ることが出来ずに、思い込みでしか、意思決定をすることができませんでした。
このような、思い込みの中で、自己否定や他人否定をする個人と、その個人が集まった集団の意思決定は、どうでしょうか?
イメージ言語を活用することで、宇宙の仕組みに沿った意思決定方式ができるので、無駄がありません。それにより、意思決定コストを削減しているのです。
そんな個人や集団は、全てが無限の可能性であることが分かりますから、よりアイディアを発揮したり、クリエイティブも発揮できるようになります。
そして、イメージ言語を用いて、すべてを共有可能だからこそ、全く新しい領域の技術化・商品化、職業化が可能です。そのコンテンツが完成できていますし、今はその広げ方を、完成させようとしています。ぜひ興味を持っていただければ嬉しいです。
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いかがでしたでしょうか?客観的観察を一般常識化するために、本物の客観をイメージ・伝達・表現・再現可能としたイメージ言語をご紹介しました。情報の大氾濫時代を生き抜く智慧として、興味を持ってくだされば幸いです。
3回に渡ったシリーズは、今回で終了となります。最後までご覧いただき、ありがとうございました。是非、他の記事もお楽しみください。