2019.09.29 令和哲学シリーズ

【令和哲学25】人間を動かす旧いエンジンを新しいエンジンに上昇させることで、AI時代の危機をチャンスに大反転させる英雄集団日本の令和維新が始まる

あなたの人生を変化・運動・移動させている力の源は何だと思いますか?

何によってあなたは、生まれたり死んだり、寝たり起きたり、考えたりしゃべったりすることができますか?

つまり、生きる原動力である人間のエンジンとは、いったい何でしょうか?

人間は「精神エンジン」にもっとも影響を受ける存在です。この精神エンジンは、人間の考え・感情・言葉・行動・人間関係を誕生させ、変化・運動・移動させるエンジンです。

しかし、人間の行動を駆り立てたこれまでの精神エンジンはすでに摩耗し、限界に達しています。人類が誕生して以来、ずっと使い続けてきたこのエンジンは、「5感に依存して積みあげた経験や知識」をベースに、“高さの幸せ”を追求するものでした。そして、このエンジンからくるライフスタイルは、AIの登場により終焉に向かっています。

高さの幸せを追求する生き方は、まるで「成就動機の奴隷」のようです。「何かが足りない」という不足感の「×状態」を、「〇状態」に満たそうとする変化パターンを続ければどうなるでしょうか?

結果は、大量生産が予測される「無用者階級層」の仲間入りです。人類500万年間ものあいだ使い古された“高さのエンジン”を、“Deepエンジン”に変えるための重要なキーワードは、「本物の問題意識」を持つことです。

「すべての問題を生み出す根本問題とは?」
「人間を不幸な行動へと自然に誘発する構造・関係とは何か?」

このような「すべての問題を生み出す、問題の根本原因」を知らないままで生きることは最悪の地獄です。人間が“自然に不幸になってしまう原因”に気づかず、その原因を追求しないままでどんなに頑張っても、一向に報われません。たとえ報われたとしても、それは一時的な報いでしかなく、報いの有効期間が切れたときの喪失感は喜びの何倍も苦しいものです。

では、すべての問題を生み出す根本問題とはいったい何でしょうか?

nTechエヌテックでは、それを「観点の問題」だと定義しています。

この観点の問題に気づかず、考えもしない状態の中で、この問題が実はいかに悲惨で残酷、屈辱的であることかを正確に伝達できる具体的な表現を探してもなかなか難しかったこれまでがありました。

その中で、不愉快なイメージに思われる可能性を覚悟して表現すれば、それは中世時代の女性の人格がまったく認められない時の「貞操帯」に例えて伝達できます。

貞操帯は中世のもので、当時は女性の人格が認められない時代でした。ですので、もしかしたら表現に不快に思う方がいるかもしれません。中世の十字軍遠征に出兵した兵士たちが、妻の浮気防止として施錠つきの下着をつけさせたのが「貞操帯」です。もしその兵士が戦死して帰らぬ人になったならば、貞操帯をつけたままの妻はどうなるでしょう?悲しいことに、誰とも永遠に愛し合うことができなくなるのです。愛したいけど愛せないのはとても残酷で苦しいことだと思いませんか?そんな貞操帯より1000倍以上苦しいものが、「観点の無知」だと言いたいのです。観点の問題を認識できないから、当然、観点の問題を解決しようともしないまま、思った通りにならない人生を過ごしているのです。厳密に言えば、思った通りに行動することができず、行動・生活した通りに思う、すなわち脳の観点に支配され機械的条件反射の行動、生活を正当化する言い訳ばかりの人生になってしまうのです。(詳細は令和哲学23をご参照ください。https://blog.noh-jesu.com/entry/09/08 )

人間は「脳の観点」に固定された存在です。「夢から目覚めても、まだ夢の中だった」というように、深い深い11次元(11段階)の眠りについていて、その夢の階層から目覚めるのは簡単ではありません。別のもので例えるならば、人間はVR(仮想空間を体験できるヘッドセット)を脳内に装着した状態で生まれているようなものです。ですから、VRゲームの中のイメージを「すべてだ」と思い込み、VRゲームの中のイメージとしか出会ったことがなく、「VRを通して見た世界が絶対だ」と思い込んでいるのです。しかも悪いことに、例え身体が死んでもVRゴーグルは無くなることはありません。そして、生まれ変わったときは、以前と同じVRゴーグルを内蔵して生まれてくるので、当然、前と同じようなゲームを繰り返すのです。これを仏教では、輪廻転生と言っています。

人間の脳の認識のクセは、「①部分だけをとる、②違いだけをとる、③過去とつなげてとる、④3次元有限化してとる」という4つに整理できます。この脳のクセがあるので、脳は「共通点」を認識できません。これが人間の脳の観点の特徴です。この観点につかまれてしまった大自由の心は、宇宙ビッグバンから138億年間、観点からほんの少しも自由になったことがありません。つまり「観点の外」へ出たことがないのです。もしあなたが、10日間とても狭い部屋に閉じ込められて、一歩も外へ出られないとしたらどうなるかを想像してみてください。それがどれほど苦しいことかはイメージしやすいでしょう。でも、もしそれが10日間ではなく138億年間も続くとしたらどうでしょう?それは想像を絶する苦しみだと思いませんか?

ですから人間は誰もが、強烈な諦めや挫折、絶望、怒り、不信、不安、恐怖等の感情の荒波の中で生活しています。これは無意識的働きです。つまり、「心が脳にいつも負けている」のです。心がエネルギーの服に閉ざされて苦しいので、その服を脱いで自由になるために大きなショックをどんどん誘発しようとします。あなたが自己嫌悪に苛まれたり、誰かと喧嘩を繰り返したりしているのは、そのショックを誘発するためなのです。

そのショックを得るために、激しい自己否定や人間関係、家族関係、恋人関係、夫婦関係、友達関係、上司や部下との関係など、様々な関係で摩擦し、破滅し合い、傷つけ合います。さらに、集団同士の摩擦や衝突、国家間の戦争等、強烈なぶつかりやショックを幾度となく繰り返します。このように互いのエネルギーの殻を衝突させ、外身を分けることで、殻を破って大自由の心へと解放しようとするのです。

過去に人類は、第1次、第2次世界大戦という強烈なショックを経験しましたが、あれほどのショックでも、心がエネルギーの服を脱ぐためには物足りなかったようです。だとしたら次は、あの世界大戦以上のショックを欲するでしょう。それは核戦争か、AIによる無差別人間殺戮戦争か。いずれにしても、想像を絶する悲惨な大ショックが起きる未来になる恐れがあります。ですから、それを避けるためにも、人間が一刻も早く目覚めることです。そうでなければ、エネルギーの中に閉ざされている心が「エネルギーの服から自由解放されたい!」、「エネルギーの服・機械的条件反射を繰り返させるエネルギーのアルゴリズムの服を脱ぎたい!」と叫び、その心の動きが働いて、厳しく激しいショックを引き起こしてしまうでしょう。人間1人ひとりの中に閉ざされている「大自由になろうとする心の動き」は、悲惨で残酷な未来を創ってしまう可能性が高いのです。

この危機を解決できる唯一無二の英雄集団は、日本しかありません。2つの核爆弾を投下されるという、これ以上ない大きなショックを受けた経験を持ち、また、すべてを手放す勇気を持つ唯一無二の国が日本です。人類史上、最高の団結をみせた明治維新、太平洋戦争、そして戦後の復興は、真理の魂であり、心の国だからこそ可能な歴史なのです。

旧いエンジンを新しいエンジンに交換させる令和ののぼり が立っている今こそ、脳に勝利する心エンジンが活躍するチャンスだと思います。

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これまでの「悟り」といえば、特別な人が得るものであり、また主観性が高いものであり、抽象的にとどまっている状態で、日常生活とは程遠いものでした。しかし、AI時代を迎えた今は、「悟り」を誰もが当たり前に使う時代です。

nTechエヌテックでは心を客観化し、認識再現と共に「悟り」の科学化に成功しました。つまり、誰もが、「悟りの認識再現」を日常のあらゆるジャンルに汎用性高く応用・活用することができるのです。ですから悟りを、知識化・技術化・商品化・職業化・産業化する道を拓くことができているのです。そして今、そこから生まれた「持続的に進化発展可能な組織システム・トーラス組織を構築する動き」の研究開発に取り組んでいます。

その組織システムとつながったとき、人類はようやく、500万年使った旧いエンジンを卒業できるのです。つまり、VRゴーグルを外すことに成功し、エネルギーの内に閉ざされている心(源泉的なひとつの動き)を解放するために、エネルギーの絡まりを優しく解くことができるのです。これによって、モデル不在のAI時代に「エンジン革命」を成し得て、「真・善・美・聖・和」の5つのDeepエンジンを、75億の全人類に装着できるようになるのです。これは、脳にいつも支配されてきた心が、逆に脳を完璧に支配する大反転をおこす心の時代の始まりであり、75億全人類の聖人時代の到来を意味しています。

今までのすべての知識を、ひとつ残らずオールゼロ化し、底上げさせる「新しい知識生産方式」を土台にした生き方モデルを具現化できる、人類初の勇気ある集団は日本しかありません。なぜならば日本は、明治維新で全世界をアッと驚かせ、残酷な原爆を受け入れても相手を恨まず、心の平和に成功し、その精神の素晴らしさで戦後復興に大成した世界一勇気がある集団だからです。今ここ完全観察システムであるnTechエヌテックが、日本のエンジンチェンジ革命であり教育革命である令和維新に貢献できれば幸いです。