6月15日、TPP ~Together for Peace Power 2019 というNPO法人PBLS主催イベントに出演いたしました。
nTech(認識技術)を応援してくださる方々もたくさんご来場くださり、また他の出演者の方たちからも多くのエネルギーをいただき、気づきや閃きがあふれる贅沢な時間でした。
オープニングを飾ったのは女性3人のユニット「STORM」さんのライブパフォーマンス。名前の通り「嵐」そのものの演奏に、私はエネルギー満タンを超えてあふれんばかりになりました。次のRe・rise Peace トークセッションで登壇されたお三方も素晴らしい夢や志を語られていていろんな閃きがきました。その後の私の講演では気持ちがあふれて30分という限られた時間の中で、自分が満足できる伝達ができず悔しい想いをしました。
それにしても、2002年から17年間続いているこのTPPというイベントは素晴らしいものでした!
たくさんの閃きの中で最も印象的だったのは、感謝経済の千葉恵介さんのトークにあった、「有り難い」と「当たり前」のお話です。彼は「有り難い」の対義語が「当たり前」という表現だと言っていました。
私はそのお話を聞いて直感しました、逆に対義語ではなく「当たり前の心」は「有り難い心」を強化する心であると。当たり前の言葉の裏にある真理の魂、源泉的な動きそのものの心を表現しているのだと直感したのです。
私はそこでまた確信がきました。やはり日本語は恐ろしい言語であり、無意識に真理をふんだんに持つ言語であると。
日本語で日常的に使う「当たり前」は、感謝も驚きもない世界で使う表現です。
ネット上の代表的辞典であるコトバンクには次のように書かれています。
“① だれが考えてもそうであるべきだと思うこと。当然なこと。また、そのさま。 「困っている人を助けるのは-のこと」
② 普通と変わっていない・こと(さま)。世間なみ。なみ。 「 -の人間」 「 -にやっていたのでは成功しない」”
コトバンクより引用
https://kotobank.jp/word/%E5%BD%93%E3%81%9F%E3%82%8A%E5%89%8D%E3%83%BB%E5%BD%93%E3%82%8A%E5%89%8D-196945
実はこの言葉が、nTechの今ここ完全観察から観ると素晴らしい真理の表現だったのです。それは一体どういうことなのでしょうか。
まず「当たり前」を「当たり」+「前」と分解し観察してみましょう。
はじめに、「当たり」とはどういうことでしょうか?
「当たり」という状態になるためには、何かと何かが当たることが必要です。
つまり「当たる」ということは、「出会い」または「究極の出会い」を表す言語であり、今までにない新しい出会いが必要です。この出会いによって、何かが始まる必要があり、存在する必要があります。「当たる」ためには、まず自分が存在をしたり、存在感を持たない限り、当たることはできません。
次に、「前(before)」をみてみましょう。
「当たり+前」を統合した「当たり前」は、存在(感を持つ)前の状態、すなわち存在不可能な状態を表します。
存在不可能状態から存在可能状態に移動することによって、新しいスタートが誕生する「当たり(出会い)」が成り立つのです。
こうみると「当たり前の心」は、存在不可能な心、錯覚不可能な心、条件反射が不可能な心、機械化されない心、源泉的な動きそのもののオリジナルマインド(本来の心)の世界、今ここひとつの動きだけがある令和状態のことなのです。
23年間、日本人と接する中でふと、感じることがあります。普段は自信無なさげで、外国人の目からはまるで鬱であるかのように見える人(状態)なのに、無意識深くにはプライドや自負心、自信感や勇気あふれる心が潜んでいるなあと。このプライドの高さはどこからくるのだろうと疑問に感じていましたが、普段使う言語が真理にあふれているからなのだとある日わかりました。
日常の言語が日本人に与える影響というのははかり知れません。ただ多くの日本の方は、日本語の裏にある凄すぎる世界を認識していないことは残念です。
この日本語に隠された真理の世界を知ることで日本人が今以上に自信感にあふれた状態になれると思います。
ですから令和哲学シリーズを通して応援したいと思っています。
私は、日本人では無意識すぎて気がついていないこうした美しい世界観を、nTechを使うことで補っていければと感じています。
令和シリーズ15は、「当たり前の心、有り難い心」をテーマに語ってみましょう。
当たり前の心とは、今ここ目で見るのではなく、概念の目、神の見えざる目(令和14参照)、仏の目、源泉的な動きで物事を観ることを指します。そしてそれは、特別なことではなく普通であり、当たり前であるとnTechでは言っています。
真理を技術化、商品化、職業化、産業化、一般常識化、大衆化することが当たり前になる時代を目指すnTechからみれば、日本人は普段の生活の中で、真理を“言葉”(日本語)にしながら黙々と語ることによって、無意識のうちに日本人のプライドの高さを育てているのだと感じました。
次は、有り難い心をみてみましょう。
これは文字通り、有ることが難しい世界、存在が難しい世界です。つまり模様や形が不可能なオリジナルマインドの世界を指しています。
「ありがとうございます」の言葉には「私は真理そのものです」の意が隠れているので、この一言は相手を最高に喜ばせる言葉なのです。相手の行為によって、「私はあなたのおかげで真理そのものになりました」
と言っていることになるので、相手への最高の恩返しなのです。
このように、今ここひとつのBeautiful Harmonyでみる令和概念の誕生は、AI時代の危機を救済しようとする真理の魂、日本の意志が、令和の幟とともに立ち上がった証だと私は思っています。
令和元年である2019年は、日本の第3の爆発を起こす起爆剤の年だと私は感じています。
日本の第1の爆発は豊臣秀吉の時代でした。秀吉は日本統一を成し遂げ、日本中が一つになって、日本の外の世界に進出しました。
第2の爆発は明治維新です。潔く過去を切って刀を置き、世界が目を見張る速さで近代化に成功、さらにアジアの近代化も成し遂げ、日本の外に爆発的に進出しました。
続く第3の爆発は、2019年の令和の時代であることは間違いありません。今年は令和祭りで日本中が燃え上がる年、歓喜あふれる日本のゲームがスタートする予祝の年にすべき年です。
天が開いた2019年、地が開いていく2020年、続く2021年は人が開いていき、1億3000万人の日本人が、未来人類を代表して、オープンされた心の人間モデルになるでしょう。そして世界の75億人を教育する日本発の教育大革命を始めるのです。その時は世界中に多くの日本人が飛び回り、令和を教える“盾のリーダーシップ”を発揮することは間違いありません。
今ここ、完全観察システムであるnTechが、第3の日本の爆発の中心道具になると確信していますし、もしそうなったのならば幸いです。
人類歴史最高の偉大で神聖で香り高い英雄集団日本のストーリーを完成させる雄大なスペクタクル映画のように…