2017.09.10 仕事・組織

深く考えられず、仕事がはかどらない研究職。多様な情報データをどう整理すれば?

こんにちは。編集部の西勝です。
今は、一人ひとりがパソコンやスマートフォンを持って、当たり前にインターネットを利用している時代。周りを見渡せば、情報が洪水のようにあふれ、ただでさえ情報の取捨選択が難しくなっている状態です。

そんな中、多様な情報データを編集し、新たな法則を発見するために日夜働いている方々がいます。本日はそんな研究職の方からのご相談です。
結果ばかりを求めてしまう、質問者の悩みをどのように解決するのか? Nohさんにうかがいました。今回も目からうろこの内容です。

研究者だけでなく、大量の情報と接する全ての現代人に必見の内容ですよ!

彼の中で決断した無意識に気付くこと

西勝
Nohさん、よろしくお願いします。本日も読者の方から質問をいただきましたので、読み上げますね。
Noh
はい、ご質問嬉しいですね。ありがとうございます。

【相談者】
研究職として勤務している29歳男性、Aさん

【相談内容】
私は、ある独立法人の研究所職員として働いています。論文をもとに実験をし、同じ結果が出るか確認。教授に伝え、また新たな指示をもらえばその実験をするといった仕事です。

昔から深く考えるよりもすぐに結果を求めていたので、研究内容に対する深さの追求がなく、研究の理解不足が仕事上で露呈しています。
また、実験の中で薬剤を一つ作る事にも戸惑い、論文を読むのに周囲の2~3倍時間がかかります。そのため研究所の所長から、深く追求しない仕事の姿勢に注意を受けてしまい、悩んでいます。

今後、自分や仕事とどのように向き合っていけばよいか、アドバイスが欲しいです。


西勝
相談内容は以上です。
研究職という仕事に関わらず、今の時代はAIも台頭していますから、問題を深掘りして課題解決する能力はどんな仕事でも重要視されますよね。

NohさんはAさんに対してどのようなアドバイスをされますか?

Noh
まず、彼の中に無意識の大きな決断がありそうですね。
例えばですが「深く考えてもどうせダメだ。」というスイッチが入っている可能性が高いです。
西勝
彼の中のスイッチですか。
いつ、どのような場面でそのスイッチは入るのでしょう?
Noh
0~12歳の時に、家庭環境でショックを受けた場面でスイッチは入ります。
そのスイッチが入った途端、アクセルとブレーキが働きます。これを無意識エンジンと言っています。

Aさんの場合は、その場面で「深く考えてもどうせダメなんだ。」と決断した可能性が考えられますね。

西勝
その決断によって、成長した今になっても、深く追求しない仕事の姿勢に対して注意を受けている…ということですか。
Noh
ええ。あくまでも仮説ですが、なぜ深い考えができない習慣になってしまったのか、ということに気づく必要がありますね。
無意識エンジンによって、考え・感情・言葉・行動・関係構築のパターンが作られていますから「あぁ、自分はいつもこの無意識エンジンを使って、パターンを繰り返していたのか」と気づく事からがスタートですよ。
西勝
なるほど。私もこの無意識エンジン発見セッションを施術すると、相手は力が抜けたようになります。
今までの人生を2時間程度で振り返って「これしかやっていない!」と気付くんですね。
Noh
ええ。無意識エンジンの中で生きている事は苦しいんです。
だからこそ、新しい自分自身に出会うための“愛のエキス”でもあるんですよね。

有を出発とした観察から、無から有が結ばれるパターンを出発とした観察へ

西勝
無意識エンジンからみると、個人のパターンを前提に多様な情報を整理していたということですね。
では、nTechからみれば、どのようなパターンを前提に情報を整理しているのでしょうか?
Noh
そもそも論文とは、“この場面でAがBになる可能性があるんじゃないか”、といった仮説を証明するために実験をし、その実験データを通して仮説を理論化していくものですよね。
実は、その観察の主体は5感覚と脳から行っています。

しかし大前提として、全ての存在は無いとこから有るようになっています。
nTechを学ぶことで、無から有が結ばれるパターン、存在を存在させる原因・宇宙のロゴスがシンプルに理解できますよ。

そこからみれば、仮説を立てる必要性がより深い意味・価値を持って分かるようになります。

西勝
なるほど。
今までの論文は、5感覚と脳を通した「有」から観察を始め、宇宙のロゴスや存在を存在させる原因を発見するために、仮説検証をしていますよね。
ですがnTechは、それらを理解した状態からスタートしているということでしょうか?
Noh
はい。
無から有が生まれる結び方のパターンが分かっている状態で、論文に書いてある仮説に対して、多様な存在の変化・運動・移動自体を読み解くことができます。

ですから、論文の情報知識レベルで立てる仮説と、宇宙のロゴスとつなげて立てる仮説との違いがハッキリと分かりますよ。

西勝
いやぁ。これは、“知とは何なのかが明確に分かった状態で出発する”仮説検証と、“知が何なのか分からない中で探す”今までの仮説検証の違いを感じますね。

正しく理解したといえる状態を、明確に伝えるnTech

Noh
さらにnTechで整理してみると、周囲の環境を観察・観測した結果で得られた情報データ、つまり仮説の結果を元にして、それ自体の共通点や違いなども見ながら編集していきます。
それを再び論理展開したものが、新たな仮説になりますね。
西勝
こうしていくと、より共通性を帯びていくようにみえますね。
Noh
ええ。
論理展開したものを、また多様な論理展開と合わせて実験し、それを理論化して学問化していくと、思想・哲学・イデオロギー・宗教、さらに文化・文明になっていきます。

このように、人間が知っている世界はどういうものなのか?その世界をしっかりと教え、「どこから」「どこまで」を「どのように」理解すれば、正しく理解したと言えるのか?その規定を明確に伝えるのがnTechです。

西勝
その規定がない限り、学問は終わりなく枝分かれをしていきますもんね。
nTechはそれに終止符を打つ機能があるのですね。

では最後に、Aさんのような“多様な情報データをどう整理して成果を出すか考えている方々”に向けてメッセージをお願いします。

Noh
「どこから」「どこまで」を「どのように」理解すれば、正しく理解したと言えるのか?という範囲を明確に分かった状態から、すべての情報活用がスタートします。

その理解があった上で、世の中の知識にはどんな限界があって、nTechはどれくらいのものを教えることができるのか、ぜひ興味を持ってください。
Aさんも、このビジョンに乗ることで元気になり、さらに活躍できますよ。

西勝
ありがとうございました!

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いかがでしたか?
前半では、Aさんの仕事に対する姿勢が、無意識エンジンから出発していることをお伝えしました。
後半では、そもそも何を前提に置いて情報の整理をしているのか?という事を、既存の学問とnTechの違いを通してお話ししました。

普遍的な知が生まれる仕組み、すなわち「無から有が結ばれるパターン」を理解した状態からの情報活用は、今までと全く異なる展開になりそうだ、とワクワクしてもらえたら幸いです。

より詳しく話を聞いてみたい方は、超未来塾というNohさんと少人数で話せる食事会がありますので、ぜひお越しください。今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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