みなさんこんにちは。編集部の佐藤です。
突然ですが、ピンピンコロリという言葉をご存じですか?
死ぬ間際まで元気に生きて、最期は苦しまずに死を迎えたい、という理想的な死に方を意味する言葉です。
けれどもそんな理想とは裏腹に、現実には病気に悩まされたり死ぬことを怖がったりすることが多いのではないでしょうか。
本日は、病気になったことで悲観的なことを語るようになってしまったお母さんに、楽しく人生を過ごしてほしいと願う読者の方からご相談をいただいています。
早速Nohさんにお話をうかがってまいりましょう。
【相談者】
Tさん、41歳女性、会社員
【相談内容】
私には一人暮らしをしている70歳の母がいます。
母は2年前までほとんど病気になったことがないくらい健康で、会社を定年退職してからもパートで週5日バリバリと働くほどの働き者でした。 美味しいものを食べたり綺麗な景色を見たりすることが好きで、私と一緒に旅行をすることもありました。
そんな母が2年前に心筋梗塞を患い、それ以来、薬が欠かせず好きな物も食べられないなど、行動も制限された生活になってしまいました。
私は、病気を患ってからの母の口ぐせが、弱気になってきていることが気になっています。
母は「再発してあの時のように苦しくて怖い思いをしたくないし、子どもたちに迷惑をかけてしまうのも嫌だ。ぽっくり死にたいけど死を待つのも怖い。2年前に死んでいたらよかったのに…。」とよく口にします。
死ぬことを想像して悲観的に生きるのではなく、残りの命を楽しく使って、母に充実した人生を送ってもらうにはどうしたらよいでしょうか?
Nohさんはこの状況をお聞きになって、まず何を感じられますか?
つまり、お母さんは「この体が自分だ」と思っていますね。だから死が近づいてくるのです。
その意識の中にいるのなら、自分の存在感は感じにくいでしょうね。
病んでいる意識環境から健康な表現は生まれるでしょうか?
あ、これは海とお魚の関係ですね。認識技術でよく登場する。
海自体が汚れていたらそこに住むお魚が病気になるのは当然ですね。
それでは、どうしたらお母さんの心を健康にできるのでしょうか?
そしてこの変化に必要なのは、物事の見方を変えることです。
それが唯一の突破口ですよ。
病んでいる意識環境と関係があるように思うのですが、体が自分だと思う、というのは具体的にはどのようなことなのでしょうか。
現実は感覚の結果物ですからね。
新しい感覚をつけてあげること、これがお母さんの心を健康にさせるうえで一番重要な方法です。
それでは、感覚を+αする“新しい感覚”といいますと?
このビンを割らずに鳥も殺さずに、どうすればビンの中の鳥を外に出せると思いますか?
この質問が、All Zero化感覚と関係があるということですか?
ここでは詳しく話せませんが、拙著『宇宙一美しい奇跡の数式 0=∞=1』にはその答えに到達するまでの対談が載っていますので、ぜひ読んでみてください。
これは自分が無い状態、仏教では無我と言っている世界ですね。
では、そもそもTさんのお母さんが病気になった原因は何だったのでしょうか。
ここでは人間の出発を“人間5感覚脳に観点固定された有限Identity”と名づけました。
その状態だと必ず脳の認識のクセ((1)部分だけをとる、(2)違いだけをとる、(3)過去とつなげてとる、(4)有限化させてとる)が働きますので、例えば人と人が出会ったとき、お互いに認識する画面が異なり、勝手な決めつけをしていることにも気づかないまま関係を構築しようとします。
するとどうなるでしょう。
心から安心して関係構築できそうですか?
ストレスがかかった状態で日常生活を送っていると、ワクワクのVision・Dreamとつながっていないマイナス感情概念が蓄積され、脳神経シナプスの連結網がセッティングされます。
これは半導体のようなイメージです。
そのセッティングによるシミュレーションの結果、筋肉やホルモンのバランスが崩れ、自律神経に問題がおき、血液循環が健康な状態ではなくなります。
その結果、ストレスを受けた細胞が作られ、臓器が壊されていく。
そしてその細胞で作られた有限Identityから表現し関係性を構築していく、それをずっと人間は繰り返しているのです。
つまりTさんのお母さんの病気はすべて有限Identityから発症しているんですよ。
病気になる原因は“人間5感覚脳”に観点固定された有限Identityということですか。
もっと詳しく知りたくなりました。
お母さんが今まで意識してこなかったこと、意識したくないことを意識化させるようにし、これを何度も愛情を持って繰り返すこと。
これがスタートです。
セッション士からの質問に答えていくことで、無意識に働くエンジンが何かに気づくことで、なぜ自分が同じ表現パターンを繰り返していたのかが鮮明に分かって驚愕した経験があります。
そしてAll Zero化感覚をつける必要性やその価値がだんだん分かっていきましたね。
有限Identityを知ることをきっかけに、お母さんの見える世界が変わっていきますね。
体が基準の“人間の5感覚脳”で認識していれば、すべて物理法則で決められた「時間・空間・存在がある」物質の宇宙ですから、宇宙と自分の体が分離独立していて、関係ないもののように見えてしまいます。
言い換えると、今までの宇宙が統制不可能な状態だったんです。
All Zero化ができて、エネルギーの宇宙・心の宇宙、エネルギーのスピード、心のスピードでみたら、エネルギーの宇宙は“今ここ宇宙があったりなかったり”する生滅感覚です。
心の宇宙でみたら、宇宙はないんですね。だからこの現実は脳の残像現象にすぎない。
そのように、All Zero化感覚をつけることで宇宙は統制可能だということに気づき、自分ですべて決められるようになります。
この話の中ですべてのイメージをお伝えするのは難しいので、ぜひNRグループのセミナーなどで学びを深めていただきたいですね。
現実がスクリーンであることを知らないままで生きてきた人生が、どれだけ大変だったのか。いかに悲惨で残酷で屈辱で四苦八苦だったのか。
自分の人生を振り返ってよくよく気づくと思いますよ。
エネルギー感覚と心の感覚で物事を観るようにさせるんです。そうすることで、すごい感動が訪れます。
それに、生老病死がない状態だから、死に向かうといった感覚がなくなります。
それがスクリーンの中にいたことに気づいて、いかに人間の尊厳をないがしろにしてきたのかと気づいたら、本当に大ショックですね。
スクリーンの外に出て自分のゲームで生きることが、どのくらい毎瞬毎瞬がおもしろくて楽しいのか。
生老病死に執着せず、尊厳知能で生きることがどれだけ感動なのか。
1分1秒を1年のように感じながら物事を観ることができたら、どうですか。
統制不可能な宇宙はガチガチな宇宙です。
統制可能な宇宙はできたてホヤホヤですよ。自分で全部決められるんです。
主体性・自発性・能動性・尊厳性のあふれる、そんな健康な意識環境に住むことができます。
少子高齢化の時代ですから、そんなにも心が健康な高齢者が増えたら、日本はすごく魅力的な国になりますね。
私も未来に希望が持てるようになってきました。
Nohさん、本日はどうもありがとうございました。
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いかがでしたでしょうか。
楽しく生きる鍵は感覚にありました。
5感覚脳を使った認識方式から+αのAll Zero化感覚をつけた認識方式へ変化させること。
そしてすべての病気の原因である有限Identityを知り、変化のきっかけとして、質問をして答える、という深いコミュニケーションや交流が大切だということがよく分かりました。
Tさんのお母さんをはじめ、多くの人の心が健康になれるよう、このインタビューがお役に立てたら幸いです。
また、Nohさんと直接出会える食事会、超未来塾も開催しています。無意識エンジン発見セッションの実演が身近で見られますので、とてもおすすめです。
ご興味があればぜひご参加ください。
<参考記事>
▶毎日が面白くなる「nTech」入門編Vol.2 ~ストレスフリーなライフスタイルを手に入れるたった一つの方法とは!?~
▶病気にならないためには、どうすればいいのか?
<参考リンク>
▶「超未来塾 ~AI(人工知能)を超える人間力とは~」開催のお知らせ