人間にとって、歴史とはどんな意味や価値があるのでしょうか。
私たちは単純に過去の事実の羅列を歴史だと思いがちですが、真実の絶対世界から観ると、歴史の本当の意味は、過去の事実とは全く関係ないということを確認できます。
“今ここ”で次元上昇した観点から自由自在に物事を解析できるポジションに立って歴史を観ると、今までの理解とはまったく異なる認識になるのです。
歴史は、どんな観点から物事を観るのかによって、正反対の解析になったり、善悪がひっくり返ったり、事実が事実ではなく思い込みになったりするなどの激しい変化が起きます。ですからどんな観点から歴史を観るかが、すべてを決定する重要な鍵になるのです。
人間は動物と違って、自分の存在意味や存在価値、存在目的を終わりなく考える存在です。さらに、その人がどんな歴史意識を持っているのかによって、その人の考え、感情、言葉、行動、関係構築の方向性が決定されます。
人間は、そして人生は、「飛んでいく弓矢」に喩えることができます。
自分がどこから発射されてどこへ向かっているのかがわからないままで飛んでいる弓矢が人間だとすれば、その弓矢の勢いや方向性、ターゲット(目的)を決定するのが、人間一人ひとりの頭の中に入っている歴史意識なのです。
人間が真に幸せに、平和に生きるためには、自分が見ている宇宙自然、そして歴史、文明、時代精神をすべてゼロ化し、“知ってる世界”から自由になること、すなわち「無知の完全性・無意味の完全性・無価値の完全性」である「ひとつしかない絶対世界」にいつもリセットできることがとても大事です。
なぜなら、All ZERO化した時にはじめて、弓矢がどこから出発し、何のために、どこへ向かうべきかが明々白々になるからです。
その境地になったときに、多様な観点による多様な解析に惑わされず、無視せず、意味や価値にはまらず、お互いの尊厳を認め合う深い信頼関係を土台にした美しいチームプレーと協力関係を構築することができるようになります。
脳の5感覚を超越したメタ観点・メタ解析を通して、72億誰も否定できないWin-Win・All-Winの歴史意識で、平和な世界を創造することができるのです。
これまで人類が発明し、活用してきた既存のあらゆる言語の限界を越えて、“知ってる世界”から自由解放する機能、オールリセットする機能を持っているのが、絶対的真理と相対的真理の関係をシンプルに整理できる観術の「イメージ言語」の価値なのです。
Noh Jesu